冷え性のタイプ別ケア|東洋医学からみる3つの原因と対策

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ノウハウ
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冷え性は、手足や体が冷えやすくなる症状で、特に女性に多くみられます。
「いつも手足が冷たい」「冬だけでなく夏の冷房でもつらい」という方も多いのではないでしょうか。

冷えは単なる体質ではなく、血流や代謝の低下が原因で起こることが多く、放っておくと肩こり・生理痛・不眠などの他の不調にもつながります。

東洋医学(中国医学)では、冷え性を3つのタイプに分けて考え、それぞれに合ったケアを行います。



① 陽虚タイプ(体を温める力が不足している冷え)

体を温めるエネルギー「陽気(ようき)」が不足している状態です。
特に手足の冷え・寒がり・疲れやすい・頻尿などの症状が特徴です。


🔹主な特徴

・手足が冷たい

・温かい飲み物を好む

・寒さに弱く、冬がつらい

・頻尿や下痢になりやすい

🔹対策

・体をしっかり温める(特にお腹・腰まわり)

・冷たい飲食を避け、温かいスープ・生姜・根菜類を意識的にとる

・無理な薄着を避ける

🔹おすすめのツボ

・関元(かんげん):下腹部にあり、腎や下半身の陽気を補う

・命門(めいもん):腰の中心にあり、全身を温める「火の元」になるツボ


② 血虚タイプ(血の不足による冷え)

血(けつ)が不足して体を温められないタイプです。
顔色が悪い・肌の乾燥・爪の割れ・ふらつきなどが出やすいのが特徴です。


🔹主な特徴

・痩せて顔色が悪い

・髪や肌にツヤがない

・めまいや立ちくらみ

・脈が弱く、冷えが慢性化しやすい

🔹対策

・血を増やす食材を意識(人参・ほうれん草・レバー・黒ゴマ・なつめなど)

・適度な運動と十分な睡眠で血の巡りをサポート

・無理なダイエットを避ける

🔹おすすめのツボ

・三陰交(さんいんこう):足の内側にあり、血を補って下半身の冷えを改善

・血海(けっかい):太ももの内側にあり、血流を促し顔色や冷えを整える


③ 気滞タイプ(気の流れが滞っている冷え)

ストレスや緊張などで「気(エネルギー)」の流れが悪くなり、血行も滞るタイプです。
イライラ・胸のつかえ・動悸・不眠などの精神的な症状を伴うことが多いです。


🔹主な特徴

・ストレスを感じると冷える

・胸の圧迫感、ため息が多い

・不眠や多夢

・肩こりや首こりが強い

🔹対策

・ストレスを溜め込まない(深呼吸・軽い運動・趣味時間など)

・消化の良い食事を意識し、甘い物や脂っこい物を控える

・利尿作用のある食材(はと麦・緑茶など)でむくみを改善

🔹おすすめのツボ

・太衝(たいしょう):足の甲にあり、気の巡りをスムーズにしてストレスを緩和

・中脘(ちゅうかん):みぞおちとおへその中間にあり、胃腸の働きを整え気の流れをサポート



冷え性といっても、原因や対策は人によって異なります。

「冷えを感じる場所」「体質」「生活リズム」によってアプローチを変えることが大切です。

整体や鍼灸では、これらのタイプを見極めて体の内側からバランスを整えることを目指します。
「手足の冷えが取れない」「季節を問わず体が冷える」方は、一度体質チェックと施術で整えてみましょう。


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A1スポーツマッサージ治療院

住所:東京都渋谷区東3-12-12 祐ビル1FOASISRESORTSPA内

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